介護保険推進全国サミットが、10月29日・30日の両日にわたって北九州市で開かれました。介護保険事業が実施されて10年、発足当時から全国サミットは有志の自治体によって開催されて、今年でちょうど第10回を迎えました。
介護保険は世界的に先駆的な制度であり、制度設計にはいろいろな議論がかわされました。しかし、日本の高齢化社会の到来は急を告げていたので、「走りながら考えよう」というような雰囲気での出発でした。
今年のテーマは、「介護保険、今日とこれから」で、サブテーマは、「高齢者がいきいきとその人らしく、安心して暮らせるまちをめざして」でした。
そのプログラムは次のとおりです。
- 【第1日】
- 基調講演
- 介護保険―これまでとこれから
- 全体討議
- 要介護状態になっても安心して地域で暮らし続けるために
- 【第2日】
- 第1分科会
- 医療と介護の連携による地域包括ケアをめざして
- 第2分科会
- 認知症があっても安心して暮らせるまちに向けて
- 第3分科会
- 質の高い介護サービスを安定的に提供するために
- 分科会まとめ
- 特別講演
- おひとりさまの老後を支える
- 閉会式・「転ばぬ先の杖」引き継ぎ式
サミットには全国の自治体の首長や職員、介護事業の関係者、NPOやボランティアの方々3,000人を超える人たちが、熱心に聴講したり、意見を述べたりの熱気に満ちた2日間でした。
閉会式と「転ばぬ先の杖」引き継ぎ式で、次回開催地の愛知県東浦町が紹介され、「転ばぬ先の杖」を北九州市の北橋健治市長から受け継いできました。
これによって、来年の第11回全国サミットは東浦町で開催されることが決まりました。日程は平成22年10月21日・22日、会場はあいち健康の森 健康プラザで開催し、内容はこれから詰めていきます。北九州市の会場には大勢のボランティアの皆さんが協力されている姿が見受けられました。来年の東浦会場も、地域の皆さんのご協力をいただき、全国から来られる皆さんを暖かくお迎えしたいと思います。
詳細が決まり次第、広報などでお知らせしますので応援よろしくお願いします。
東浦町長 井村徳光 (平成21年11月17日)
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