2011年7月2日土曜日

平成19年度のスタートにあたって(職員への訓示から)

 新採用職員を迎え、部長をはじめ職員の人事異動を行い、新しい職員体制で平成19年度のスタートを切りました。
 各部署とも新鮮な気持ちで、活気あふれる組織を作ってください。組織には「組織風土」と言うものが存在します。係単位の風土、それを包含した課単位の風土、部単位の風土、そして東浦町役場全体の組織風土が存在します。それは主に黙示的規範から出来上がっているようです。たとえば5人のグループがあると、その一人ひとりの合計5人と、5人をひとつにしたもう一人の6人がいると言われます。組織の中にいると、それほど感じないのですが、外から入ってみると「おや!」と感じることです。

仕事始め式にて町長の訓示

















 組織についてこんな話があります。トム・ピーターズと言う人のゆでガエル論です。カエルは水温15度のとき一番気持ちよく泳ぎ、1度づつゆっくり水温を上げていくと20度になっても、25度になっても、30度を超えても気持ちよさそうに泳いでいます。そして45度になると泳ぎながら死んでしまいます。つまりゆでガエルになってしまいます。しかし、最初から40度以上の湯に入れると驚いて飛び出してしまいます。
 これは、その中にとっぷり浸かっていると、自分のおかれている環境の変化に気付きにくい事をいっているのです。新しい職員や、異動で替わってきた職員はその部署に早く慣れるだけでなく、その部署が抱えている悪い組織風土を変えていく役割を果たしていただきたいと思います。新風を吹き込むことで組織を活性化する役割を期待しております。
 各部署とも、新しい目標を全員で共有し、住民の期待にこたえられる行政事務を遂行してください。



東浦町長 井村徳光  (平成19年4月2日)

町長メッセージ バックナンバー(2007年4月2日)より

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