このたび、両陛下ならびに皇太子殿下のご臨席のもとに4月24日、東京で開催されます日伯交流100周年記念式典の中の記念行事に石浜西小学校の児童10名(うちブラジルの子5名)の参加要請を外務省からいただきました。当日は、日本語とポルトガル語で一人ひとりが、あるいは全員で呼びかけの言葉をいい、その中でブラジルの歌「アクアレーラ」をポルトガル語で歌います。子どもたちはそのリハーサルに余念がありませんが、子どもたちにとって生涯の思い出になることでしょう。子どもたちの呼びかけの言葉の原稿の中に、「ブラジルのおばあさんが富士山を見たいと言っていました」の一節がありますが、ブラジルに渡った人たちの日本への望郷の念はいかばかりかと心に沁みてまいります。
今、日本には世界の各国から沢山の人たちが来て働き、学び、暮らしております。地域社会に不協和音もいろいろ出ておりますが、100年前にブラジルに移民した人たちのことを思うとき、これからの多文化共生の社会づくりは日本人の私たちの手で作っていかなければいけないと思います。
式典での子どもたち全員の最後の締めくくり「Equeremos ser um elo que o Brasil e Japao(そして、日本とブラジルの架け橋になりたい)」の言葉に恥じないような多文化共生の施策に取り組みたいと思います。
東浦町長 井村徳光 (平成20年4月15日)
町長メッセージ バックナンバー(2008年4月15日)より
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