2011年7月2日土曜日

平成21年第4回東浦町議会定例会開会あいさつ   (抜粋)

 先月16日、内閣府は、「2009年7月から9月期の実質国内総生産は、前年比で年率4.8パーセントの増となり、景気は持ち直した。」と発表しました。
 しかし、景気の実感に近い名目成長率は、6期続けてマイナスのままで、景気の持ち直しの実感は、まだまだ感じられない状態です。
 
 また、本年11月末日の人口は50,107人で、前年同時期の49,958人と比べ、わずか149人の増加となっています。来年10月の国勢調査の段階で、市制施行に必要な5万人を突破できるかどうか、微妙な状況となっており、1日も早い景気の回復が望まれるところです。

 しかし、幸いにして、石浜内陸部で造成が進んでいました民間による大規模住宅開発は、先月中旬から売り出しが始まりました。

 さらに、愛知県企業庁が進めていました、大規模工業団地の造成も年内には終わり、来年には相手企業に引き渡されると聞いております。

 この住宅販売が順調に進むとともに、企業の進出が速やかに行われることを期待しています。

 さて、去る11月10日に、石川県野々市町との間で相互防災協定を締結いたしました。
 
 本町では、昭和61年から、旧鳳来町と、平成19年にはその延長として、新城市と協定を結んでおります。しかし、東海、東南海地震の指定区域である両市町では、大規模災害の発生時においては、同時被災の恐れがあります。そこで、比較的同時被災の確率が低いと考えられる日本海側の自治体との新たな防災協定の締結を模索していたところ、本年5月、本町と同じく単独市制を目指す野々市町が、準備状況の視察に本町を訪問されました。これをきっかけに、防災協定の締結を提案しましたところ、快く御承諾をいただき、この度の締結の運びとなりました。

 これを期に、両町の益々の交流を図るとともに、地域防災体制の充実に、一層努めていきたいと思います。


東浦町長 井村徳光 (平成21年12月4日)

町長メッセージ バックナンバー平成21年12月4日より


0 件のコメント:

コメントを投稿